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レポート
日本では108年ぶり 宝石サンゴの新種2種を発見!
2012年9月10日 カテゴリ:レポート
沖縄美ら海水族館ではこのたび、宝石サンゴの2新種「イボモモイロサンゴ(Corallium uchidai)」「ゴトウモモイロサンゴ(Corallium gotoense)」の新種記載論文を、ビショップ博物館(ハワイ)のキャサリン・ミュジック博士及び立正大学の岩崎望教授と共同で公表いたしました。
学名:Corallium uchidai
高知県で採取された1群体のみが知られている希少な種。当水族館名誉館長内田詮三博士の功績をたたえ、種名を“uchidai”としました。
学名:Corallium gotoense
群体は淡い桃色、骨格は白色でモモイロサンゴの色彩変異と考えられておりましたが、新種であることが分かりました。産地の長崎県五島列島から、種名を“gotoense”としました。
日本産宝石サンゴ類の調査のため、米国スミソニアン博物館にて保管されていた8点の標本を当館が借り受け精査したところ、そのうち2点はこれまでに報告されていない種だということが判明しました。
日本産宝石サンゴの研究は明治時代以降あまり進んでおらず、新種の報告は1904年以来、実に108年ぶりとなります。これまで日本産種は7種が知られていましたが、9種に増えたことになります。
- 【著 者】
- 野中正法(当館職員)、キャサリン・ミュジック(ビショップ博物館)、岩崎 望(立正大学)
- 【雑 誌】
- Zootaxa, 3428:1-67. Descriptions of two new species and designation of three neotypes of Japanese Coralliidae from recently discovered specimens that were collected by Kishinouye, and the introduction of a statistical approach to sclerite abundance and size
※標本展示は行っておりません。
開館以来10年連続「サンゴの放卵放精」を確認!
2012年6月15日 カテゴリ:レポート
平成24年6月14日、沖縄美ら海水族館「サンゴの海」水槽で、サンゴの放卵放精を確認しました!
- 【放卵日時】
- 平成24年6月14日(木)~
19:40~20:40 ウスエダミドリイシ
22:40~24:00 コエダミドリイシ トゲスギミドリイシ - 【 場 所 】
- 沖縄美ら海水族館 「サンゴの海」水槽
19時頃及び20時半頃、水族館スタッフがサンゴのバンドルセッティング(放卵放精の準備)を確認。ウスエダミドリイシは19:40頃から、枝状のミドリイシ(コエダミドリイシ、トゲスギミドリイシ等)は22:40頃から1時間半にわたり放卵放精を確認しました。
サンゴ(ミドリイシの仲間)は、卵と精子の入った「バンドル」と呼ばれるカプセルを放出し、これが海面ではじけて交じり合うことで受精が行われる。沖縄では例年、5月~6月の大潮前後に確認されることが多い。
この、「サンゴの海」水槽での放卵放精は、水族館オープン以来毎年確認されており、今年でなんと10回目!沖縄美ら海水族館では、サンゴの産卵後に水面に集まった卵を採取し、育成を行っており、育成3年目を迎えたウスエダミドリイシは、今年初めて産卵を確認しました。
当館では、今回の結果をサンゴの繁殖に関する研究材料として役立てていきたいと思っております。
超音波画像により解明!マンタ胎仔の呼吸システムの謎
2012年6月14日 カテゴリ:レポート
【論文タイトル】 Live-bearing manta ray: how the embryo acquires oxygen without placenta and umbilical cord (訳:胎盤やへその緒をもたないマンタの胎仔は、どんな方法で母体から酸素を受け取っているのか)

新種「チュラコシオリエビ」を発見!
2012年4月17日 カテゴリ:レポート
沖縄美ら海水族館ではこのたび、新種のコシオリエビ「チュラコシオリエビ(Galathea chura)」を発見し、島根大学汽水域研究センターの大澤正幸氏と共同で新種記載論文を公表しました。

学名:Galathea chura
体の大きさ(はさみ脚の先端から腹部の後縁まで)は、約15mm。コシオリエビ属は、琉球列島周辺から19種が記録されていましたが、いずれも潮間帯から水深90 mにかけての浅い場所から採集されている種でした。チュラコシオリエビは、琉球列島周辺から記録される20番目の種となり、最も深い場所から採集されました。美しい赤い斑紋にちなみ、種名を“chura(美ら)”と名付けました。
平成23年7月に沖縄県恩納村沖にて、当館職員が無人潜水艇(写真右)で展示用生物を収集中、水深188mの海底から美麗なコシオリエビを発見しました。
文献による種の同定ができなかったため、十脚甲殻類の分類を専門とする大澤正幸氏(島根大学汽水域研究センター)と共同研究を行ったところ、コシオリエビ科の新種であることが判明しました。
【論文について】
- 著 者
- 大澤正幸、東地拓生(当館職員)
- 雑 誌
- Zootaxa, 3264:53-60.A new species of Galathea Fabricius,1793
(Crustacea:Decapoda:Anomura:Galatheidae)from Okinawa,southern Japan
※本種の展示は行っておりません。
バンドウイルカ「フジ」人工尾びれプロジェクトをご紹介!
2012年4月1日 カテゴリ:レポート
海洋博公園には、人工尾びれをつけたバンドウイルカの「フジ」がいます。ここでは、世界初の試みとなった「フジ」の人工尾びれプロジェクトについてご紹介します。
2002年秋、バンドウイルカの「フジ」は、病気で尾びれの75%を失いました。イルカの人工尾びれを作ることは可能なのか?尾びれを装着することで元のような動きができるようになるのか?
私たちは、フジの尾びれをつくり、イルカの尾びれがもつ役割を科学的に検証することを目的として、株式会社ブリヂストンの全面的な協力のもと、人工尾びれプロジェクトを開始しました。
「フジ」について

バンドウイルカ(学名 Tursiops truncatus)の「フジ」は、静岡県伊東市川奈(かわな)で捕獲され、1976年11月、羽田からの空輸で海洋博公園に運ばれてきました。
推定年齢42歳、体長271cm、体重211kg(2011年現在)。3頭の仔を育てた優秀な母イルカです。現在、公園にはその仔イルカ、個体名コニー(メス、1989年6月9日生)、個体名チャオ(オス、1995年11月18日生)がいます。
尾びれの病気について

壊死した尾びれ
フジに異変が見られたのは、2002年10月16日のことでした。午後より食欲不振、尾びれの遠位端(えんいたん)から変色、壊死(えし)が進行しました。血液検査および血液生化学検査の結果(白血球数:11600/,赤沈値:83mm/60min,カリウム値:8.3mEq/L など)から、感染症および循環不全を併発したと推測され、2002年10月25日と11月7日に壊死部を電気メスで切除しました。その間、抗菌薬の静脈内投与や輸液を60日間行い、フジは、一命は取り留めたものの尾びれの約75%を失いました。
人工尾びれが出来るまで

フジの人工尾びれプロジェクトは、2002年11月27日、当公園の獣医師がブリヂストンスポーツ株式会社にいる友人に人工尾びれ作製の可能性を相談したことから始まりました。相談から7日後、株式会社ブリヂストンで人工尾びれ作製の可能性を探る会議が開かれ、フジの傷が完治した後に改めて具体的な話し合いをすることが決まりました。2003年4月30日、フジの尾びれの手術の痕が完治したことを受け、同年5月21日、株式会社ブリヂストンとの共同研究による人工尾びれプロジェクトが正式にスタートしました。
このプロジェクトは以下のような科学的検証を目的として行われました。
- 科学的検証により作製されたイルカの人工尾びれが実際に機能するのか
- 他のイルカと同じような行動ができるようになるのか
決して、フジがかわいそうだから作ろうという考えだけに端を発するものではありません。尾びれが小さくても、フジが公園で日々生活をしていく上で問題はありませんし、野生にも同様の鯨類(げいるい)がいることが報告されています。
人工尾びれについて
2003年7月5日にシリコンを用いて尾びれの型どりを行い、9月12日に第1型人工尾びれ(材質:硬度40 度シリコンゴム、横幅48cm、縦幅30cm、重量2.0kg。写真①)が完成しました。9月25日、水深60cmでフジに装着し、遊泳試験を行いましたが、尾びれの着脱と固定の方法に問題があり、尾柄部に擦過傷が発生。外形・材質等の再検討を行うこととなりました。数々の検証を重ねた結果、まずはイルカ本来の尾びれの外形を忠実に再現した模型が必要との判断が下され、アクリル造形師に更に精巧なレプリカ作製を依頼しました。(写真②)
2004年3月上旬には、バンド装着タイプの第2型人工尾びれ(材質:硬度70度および40度シリコンゴム、横幅70cm、縦25cm、重量2.2kg。写真③)が完成。しかし、バンド型は水の抵抗を大きく受けることが分かり、カウリング型(飛行機などのカバーからきている名称)への改良が行われました。2004年6月中旬のカウリング型人工尾びれ(材質:硬度70 度シリコンゴム、カーボンクロス補強板入、横幅70cm、縦25cm、重量2.2kg)でのテストでは遊泳中の尾びれの動きが、海洋博公園にいる他のイルカと同様であるため、機能的に有益な尾びれであることを確認しました。
この段階で、人工尾びれの機能は通常の遊泳では問題がないことがわかりましたが大きな負担のかかる垂直ジャンプ試験においてカウリング部分と人工尾びれ本体が破損しました。再度ブリヂストン社と協議した結果、ジャンプに耐えうる強度を持った人工尾びれに改良する事を決定し開発を行いました。ブリヂストンサイクル社の協力を得て強度を向上させる構造に改良した結果、2004年12月中旬にカウリング型人工尾びれオリンピックモデル(材質:硬度70度シリコンゴム、高弾性繊維補強板入り、横幅70cm、縦25cm、重量2.5kg。写真④)が完成し、最高到達点が3mのジャンプも成功しました。現在は、材質に耐久性がある天然ゴムを採用し、長時間装着可能なカウリング型YBECCモデル(材質:天然ゴム、コンベヤー用の帆布補強板入り、横幅70cm、縦35cm、重量2.5kg。写真⑤)を使用しています。このモデルは、専用のアルミモールドを使って熱プレス法で成形できるため大量生産が可能になり、永続的な供給をうけることが出来るようになりました。

また、財団法人日本鯨類(にほんげいるい)研究所と共同研究で遊泳速度の解析を行い、鯨類における人工尾びれの有益性の検証を行いました。
フジ訓練について
リハビリ訓練(第1 段階)

イルカは体に異物を付けられることを極端に嫌がります。そのため、フジの人工尾びれ装着訓練は時間をかけて段階的に行われました。
イルカの健康管理には受診動作訓練が重要です。これは体温計の先端を肛門へ挿入して検温する姿勢を取ったり、採血のために尾びれの裏側を水面に出すように訓練したりすることを指します。これにより、網で捕まえたり、プールの水を落水(らくすい)せずに検温や採血ができるようになります。
この受診動作訓練により、色々な健康管理に役立つ動作をさせることが出来ます。
このリハビリ訓練も受診動作訓練のひとつです。
(2)手で触れられることを嫌がらなくなったら、布を尾びれにかぶせたり、ゴムのバンドを巻いたりして、尾びれに物をつけることを理解させます。
(3)尾びれに物をつけることを嫌がらなくなるまで(2)の作業を根気よく続け、状態が安定してきたら、いよいよ人工尾びれの装着となります。

手順にすると簡単そうに思えますが、装着訓練がすぐにうまくいったわけではありません。
訓練の初期には、フジは人工尾びれをつけることを極端に嫌がりました。プールサイドで尾びれを支える訓練者の手を暴れて振り払い、プールの端に逃げてしまったり、人工尾びれを見るだけで逃げ出してしまったりということもありました。しかし、訓練者は焦らずゆっくりと時間をかけて訓練を続け、時間とともにフジとの距離は縮まってきました。訓練にあたっては、絶対に強制はしないことを心がけ、フジが人工尾びれを見て自分から進んで尾びれを出して装着できることを目指しました。
リハビリ訓練(第2 段階)
人工尾びれの装着が安定してきたところで、次の段階のリハビリ訓練に入りました。
最初に行ったのは、人工尾びれを装着しての遊泳訓練です。病気をしてからあまり泳ぐことのなかったフジは人工尾びれを装着したからといって、すぐに泳ぎ出したわけではありません。プールの端に浮いていれば飼育係から餌をもらえるという状況にすっかり慣れていたのです。
(2)ダイビングで使用される鈴を棒につけ、水中で音を出して、フジを呼びます。この方法を応用し、2名の訓練者がプールの両端に別れて、フジにその間を往復させることに成功しました。
(3)次に行ったのは、フジを、普段いるメインプールから隣にある浅瀬プールに誘導することでした。当時はメインプールでフジの体を横向きに浮かせて尾びれの装着をしていたのですが、器具を落としてしまった場合、深さが4mあるこのプールでは、回収に手間がかかり、その間に落とした物をイルカが誤って飲み込んでしまう危険性があったのです。そのため、装着場所を深さ50cmの浅瀬プールに移す必要がありました。

(3)の訓練には長い時間がかかりました。浅瀬プールの入口にある段差でつまずいてしまったのです。フジにとって、浅瀬プールは初めて入る場所。恐怖心が強く、なかなか中に入ろうとせず、訓練者との間にしばらく膠着状態が続きました。そこで、1)入口の段差に乗る、2)段差から浅瀬に入る、の2段階に分けて訓練を行うことにしました。最初の頃は、どうにか段差から落ちるようにして浅瀬プールに入るものの、すぐに怖がり、あわててもとのメインプールに戻る、ということを繰り返しました。
浅瀬プールに入ったら餌を与える、体に触れてあげるなど、序々にフジを新しい環境に慣らしていき、今では浅瀬で人工尾びれの装着だけでなく、遊泳速度の計測器(ロガー)の装着や検温・超音波診断(エコー)もできるようになりました。
(4) 浅瀬プールに慣れたフジに行った次の訓練は、ジャンプです。この訓練は、メインプール上に長い棒の先につけたターゲットを出し、水中から飛び出したイルカがくちさきでタッチするものです。フジの場合、人工尾びれを装着しない状態で始めました。最初はターゲットの位置を低く設定、タッチできるようになったら、少しずつ高さを上げていきました。ある程度飛べるようになってきたところで、人工尾びれを装着しての訓練を開始しました。
フジは人工尾びれを力強く振って水面から飛び出し見事ターゲットにタッチ。現在では水面からフジの体が全て空中にでるほど高く飛ぶことができます。
現在フジはイルカラグーンで暮らしており、1日4時間程度人工尾びれを装着し、皆様にその姿をご覧いただいております。
これから

これまで8種38本の人工尾びれが作られました。しかし、私たちは現在の尾びれが完成形だと思っているわけではありません。もっと適した材質があるのではないか、より良い着脱・固定の方法があるのではないか、と常に考えているのです。人工尾びれの開発は「できたから終わり」ではありません。まだまだ試行錯誤は続いているのです。同時に、人工尾びれの研究が進めば、本来のイルカの尾びれがもつ意味や役割が解明されていくのではないかと期待しています。
そのためにも、より多くの方に人工尾びれに興味を持っていただき、ご意見をいただきたいと思っています。色々な意見が出ることで、より良い尾びれができ、イルカの様々な研究にも役立つと信じているからです。
私たちスタッフは、これからも、皆さまに元気なフジの姿を見ていただけるよう、飼育・健康管理に努めてまいります。イルカラグーンプールでは、人工尾びれ作製の経緯をパネルで展示し、訓練を公開しています。飼育スタッフが皆さまの質問にもお答えしますので、元気に泳ぐフジにぜひ会いに来てください。
※人工尾びれは2009年12月に特許として登録されました(特許第4421491号)。
世界的希少種「メガマウスザメ」の解剖を実施しました!
2011年3月11日 カテゴリ:レポート
去る、平成23年3月1日(火)~3月3日(木)の3日間、沖縄美ら海水族館バックヤードにおいて、世界的希少種「メガマウスザメ」の解剖を実施しました。
今回、解剖したメガマウスザメは、2007年7月9日、茨城県の東700km沖でカツオ巻網船により捕獲され、宮城県石巻港に水揚げされました。大きさは、全長3.6m、体重360kgのメス。

今回の解剖は、世界初の本種の触れる標本「プラスティネーション標本」として内臓各種の標本を作成するものであり、解剖には、北海道大学・仲谷一宏名誉教授や、東海大学・田中彰海洋学部教授をはじめ、標本製作の専門家にも立ち会っていただきました。
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メガマウスザメの計測
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メガマウスザメの内臓
解剖は、研究者と当館飼育員によって慎重に進められ、メガマウスザメの摂餌方法の実験や年齢査定に必要な脊椎骨の採取、プラスティネーション標本の固定、頭部のCT撮影(CTスキャン)などを実施しました。今後、データを解析することによって、新たな発見ができるものと期待されます。

メガマウスザメの摂餌方法実験

脊椎骨のサンプリング

メガマウスザメをCTスキャン装置へ載せる

メガマウスザメのCTスキャン画像解析
今回、ご協力いただきました、関係各位のご協力に心よりお礼申し上げます。今後とも、沖縄美ら海水族館を宜しくお願いいたします。
2011年干支「卯」水槽展示 実施報告
2011年1月5日 カテゴリ:レポート
昨年の12月26日から今月3日までの8日間、水族館「サンゴの海」水槽前にて今年の干支「卯」にちなむ海の生物を特設の「干支水槽」などで展示、さらに標本や生き物クイズパネルなどで紹介しました。

お正月から華やかに飾り付けた干支水槽

来館者の皆様は水槽前で、記念撮影を楽しんだり、口元がウサギに似たアイゴの仲間(英名・ラビットフィッシュ)や、アメフラシの仲間(頭部の一対の触角をウサギの耳に見立てて、英名「Sea hare」=海の野ウサギと呼ばれる)などを興味深く観察していました。
そのほかに、ウミウサギガイの貝殻で作った「卯」文字(写真右)の展示が多くの来館者の注目を集めました。また、生き物クイズを熱心に解くご家族や、クイズのメモをとるお子様の姿も見られ、干支にちなむ海の生き物について知識を
深めていただきました。

沖縄美ら海水族館では、来年のお正月も干支にちなむ海の生き物を紹介する予定です。来年は、どんな干支水槽が登場するのかどうぞお楽しみに
『銛をもつ淑女』の著者 世界一のサメ研究者ユージニー・クラーク博士 沖縄美ら海水族館を訪問
2010年11月9日 カテゴリ:レポート
去る11月2~3日、米国の魚類学者ユージニー・クラーク博士が沖縄美ら海水族館を初めて訪れ、「私が知る限り世界の水族館で最も美しい水族館」と称賛の言葉を頂きました!

当館の印象について記述するクラーク博士
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【ユージニー・クラーク博士】 1922年、ニューヨークに生まれる。現在88歳。サメ研究の第一人者として知られる。1955年、サメの研究で有名な米国Mote Marine Laboratoryを設立。60年以上にわたり魚類研究を行っており、現在も同研究所で精力的に研究を行っている。2008年には、優れたフィールド研究者に贈られるExplorers Club Medalを受賞した。日本にも縁が深く、母親は東京生まれの日系人である。 |

自身の著書が展示されているサメ博士の部屋にて
<沖縄美ら海水族館に対する印象>
沖縄美ら海水族館は、私が知る限り世界で最も美しい水族館であると思います。水槽内の生物はみな健康で美しく見えます。また、世界でも唯一展示している生物もたくさん見ることができます。例えば深海魚の1種であるウチワフグは、私も死んだ標本を研究したことがありますが、最も稀な種類の魚であると思います。この魚を生きた状態で見たのは私にとって初めての経験で、信じられないほどすばらしい展示です。
この、とてもユニークな沖縄美ら海水族館には、すぐ目の前の海から汲み上げられる、きれいな海水の供給があります。これは、全ての生物を良い状態で飼育することが出来る最も大きな要因です。素晴らしいジンベエザメ・マンタの遊泳は、多くの人にとって最も印象に残るものでしょう。子供たち、一般の大人たちから研究者まで、沖縄美ら海水族館は全ての人たちにとって“初めて”の経験を提供してくれていると思います。

生きたウチワフグの展示に驚くクラーク博士

危険サメの海水槽を観察するクラーク博士
クラーク博士からは、ほかにも多くのメッセージや助言をいただきました。当館では、今後とも飼育展示のみならず、海洋生物に関する調査研究活動も推進してまいります。
開館8周年記念オリジナルカレンダー配布 実施報告
2010年11月2日 カテゴリ:レポート
平成22年11月1日(月)おかげさまで沖縄美ら海水族館は開館8周年を迎えることができました。
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感謝の気持ちを込め、今年も開館記念日に来館くださった皆さま、先着9,000名様へ「沖縄美ら海水族館オリジナル・ポスターカレンダー」をプレゼントいたしました。

当日、県内タブロイド紙などにより開館8周年について事前に知っていたと思われる地元の家族連れや、修学旅行の学生団体と多くの方が来館してくださり、入口ロビーは来館者の歓喜の声と笑顔で包まれていました。
また開館8周年記念オリジナル・ポスターカレンダーは、皆さまに大好評で「すごーい!きれい!」、「素敵なカレンダーですね」など嬉しいコメントをいただき、スタッフ一同ともに喜んでおります。
9年目を迎えた沖縄美ら海水族館を今後もよろしくお願い致します。
マナティー館 秋の特別イベント実施報告
2010年10月6日 カテゴリ:レポート

マナティー館では、平成22年9月18日~26日の土・日・祝日(計6日間)、秋の特別イベントとして「マナティー館deリラックスタイム」と「マナティー館deごはんタイム」を開催しました。
