お知らせ

2023年12月29日 展示情報

サメの人工子宮装置で成長する深海ザメの胎仔の展示

胎仔は無事「出産」を迎え、展示は終了いたしました。

サメの人工子宮装置で成長する深海ザメ「ヒレタカフジクジラ」の胎仔の展示を開始しました
サメ博士の部屋において、深海ザメ(ヒレタカフジクジラ)の胎仔の展示を開始しましたのでお知らせいたします。
本胎仔は2023年12月上旬からサメの人工子宮装置で育成を続けてきた個体です。
薄暗い装置内で成長する胎仔の様子を覗き穴から観察できます。この機会にぜひご覧ください。

 

  • サメの人工子宮装置

    人工子宮装置 外観

  • サメ胎仔

    人工子宮装置内で卵黄を吸収し成長するヒレタカフジクジラ胎仔
    (画像手前の丸いものが卵黄)

展示期間

2023年12月29日から展示開始
2024年1月30日以降人為出産を迎える予定
※人工出産後、人工子宮装置及びサメ胎仔の展示は終了となります。


胎仔は無事に出産を迎え、人工子宮装置及びサメ胎仔の展示は終了となりました。
出産後の仔ザメはバックヤードの水槽へと移し、育成を続けています。

展示場所

沖縄美ら海水族館「サメ博士の部屋」

<サメの人工子宮装置とは>

多様な繁殖様式が存在するサメの子宮内環境を再現し、胎仔を人為的に育成するための装置。
オオメジロザメやナンヨウマンタなど40年以上にわたりサメ・エイ類の飼育下繁殖に取り組んできた当館の技術をもとに開発(サメの人工子宮装置は現在、国際特許を申請中)。

≪「サメの人工子宮装置」について詳しくはコチラ≫
世界初!人工子宮装置をもちいた深海の発光ザメ「ヒレタカフジクジラ」胎仔の育成・人工出産に成功!
世界初!サメの人工子宮装置と育成中の胎仔を展示

 

ヒレタカフジクジラ

<ヒレタカフジクジラ>
学名:Etmopterus molleri

沖縄では水深500m付近に生息する全長50㎝ほどの深海ザメ。
生物発光する「光るサメ」として知られ、体が青白く発光する。飼育は極めて難しく、これまで長期飼育に成功した例はない。胎生種。
現在、2022年4月から人工子宮装置にて育成中の胎仔を展示中。

 

沖縄美ら海水族館では、沖縄の生物多様性に関する調査研究や、その保全活動に取り組んでおります。
今後も、近年個体数が減少している希少サメ類の繁殖生態の解明と、保全に貢献していきたいと考えています。

特別協力

船の科学館「海の学び ミュージアムサポート」

このページに関するお問い合わせ先

沖縄美ら海水族館

TEL:0980-48-3748FAX:0980-48-4444

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